だって好きだから(短編)







「ん…」




久しぶりのキスは3秒ぐらい


それだけじゃ足りなくて
すかさずまた離した唇を近づける



時折漏れるミナの声は色っぽく
ミナの唇はやわらかい。


ミナとのキスは中毒性があり止まらなくなりそうになるということを知る。






でもまて、




よく考えてみればここ俺の家だし
しかもよりにもよってベッドの上だし
ミナの服装は薄着だし






「……はっ」





唇を離すと同時にミナの声が漏れ、
その声にギュンと全部がもっていかれそうになる




でも





「今日はここまでな」





といって、いまにも擦り切ってしまいそうな理性を保ちながらなんとか告げる。