「付き合うなら本当に好きな人がいぃ…から…」 「そうだな…」 ドキドキドキドキ… 好きな人、いるのかな………? ぼんやりと考えていたらいつの間にか雨は上がり再び夕陽が差し、あたし達をほんのりとオレンジ色に染める 「雨上がったし帰るぞ」 「ぅん…」 それからあたし達は特に会話をする事もなく 1メートル程の距離感を保ったまま横に並んで歩く ふと、空を見上げてあたしはある事に気がついた