「え、ええええ!?ど、どうやって登ったの?」 「普通に、ぴょーんとな。」 ふ、普通に?普通に飛んで木の上に登れないでしょ。 「いくぞ。」 莉玖は、そう私にいうと、ぐっと身を低くして、普通に、向こうの木にむかって飛んだ。 まるで、忍が舞うように。