「おのれぇ...りく..!!またお主か..!!」
りく..?
パッと蜘蛛人間の方を見ると、あの、最低男がいた。
「なんで...アイツが..?」
一人で困惑していると...
「お前に莉優を触る権利などない。散れ。」
そう言うと、アイツは手でいろんな形を作りながら何がを唱えていた。
「...っぐ....ぁぁぁあああ...!!!」
蜘蛛人間は、ものすごい叫び声をあげながら、パッと消えた。
「やっと消えたか....,天ノ内君..!!大丈夫か!!!??」
アイツが凄い血相で駆けてきた。
「首から血が出ている..!!それに、毒も廻っている..!!」
どうやら、蜘蛛人間の爪に毒が塗られていたらしく、
蜘蛛人間があまりにもつよく締めるから、爪で皮膚が切れ、そこから毒が入ったらしい。