「お主のせいで...私達は滅びた..!!お主のせいで...!!」
「.....わたしがっ..!!...なっ...にを...したって...!!...いうのっ..よっ..!!!」
「お主が生まれなければ..!!私が霜蔭の頭になれたのだぁ..!!なのに..お主が産まれたせいで..!!」
「...ぐっ....」
蜘蛛人間の力はどんどん大きくなっていって、意識が薄れかけ、もうダメだ。そう思った時。
「臨!兵!闘!者!皆!陣!裂!在!前!」
「ぐっ...ギェェェエエエ!!!」
誰かの声が聞こえた瞬間、蜘蛛人間の腕の力はなくなり、蜘蛛人間が苦しみ出した。
「...ゴホッ.ゴホッ.......ケホッ」
咳き込みながら、薄れかけていた意識を必死に戻す。
さっきの声は...一体....


