妖怪×人間


チュンチュン

どうして?

いつもなら、占いで最下位でもこうゆうラッキーアイテムみたいなもの持っていかなかったのに・・・まぁ、いいか。

「そんなことより、学校~。」

私は、下り坂を走った。
今は秋。あたり一面の木は紅葉していて、とても綺麗。
黄色、オレンジ色、緑色、そして 赤色

そう、赤。
このあと、占い通り水瓶座の少女は不幸になる。
だけど、そのできごとが本当に不幸なのかはまだわからない。

チュンチュン

朝、鳴いていたスズメが鳴いている。
今度は、大きく鳴いている。
まるで、「始まるよ」と少女に教えてるみたい。