チュンチュン
ただ今の時刻 5時
まだ外は薄暗い。
少女は目を覚ました。
?「うーん。はぁ、
・・・まだ5時かぁ・・」
少女はベットから起き、背伸びをした。
時計を見、ため息をつく。
しばし、時計とにらめっこをする。
?「・・・もう少し寝てようかな。」
そう言い、またベットに潜った。
今の季節は秋。
少し肌寒い朝、少女は再び寝た。
同時刻。まだ薄暗い朝。
スズメが小さく鳴く。
まるで、「寒いよぉ・・」と言ってるように。
チュンチュン
スズメは電信柱に乗り鳴いてる。
チュンチュン
スズメは山をまっすぐに見、鳴いてる。
チュンチュン
スズメは山から来る何かをまっすぐに見、鳴いてる。
チュンチュ・・バサバサ・・・
スズメは電信柱から薄暗い空に飛び立った。
スズメのいない電信柱に今度は鷹が乗った。
スズメは山から来る鷹から逃げ空へと非難したのだ。
食べられる・・そう思ったのだろう。
野生の本能・・・というべきだろうか。
まぁ、いい判断だな。この場面を見ていたものならそう思うだろう。
だが、傍からみたらそう思うが実際はどうだろう。
本当は、鷹は最初からスズメを食べる気はなく
ただ、スズメのいる電信柱に乗りたかっただけで、
スズメはいきなり自分より大きな鳥が来て吃驚し逃げた・・
そう考えてみると、別にこの鳥達には大したことない出来事。
だが、動物の気持ちがわからない人間にとっては大層な出来事。
このように、人間には視えない情景
動物には視える情景
人間には視える情景
動物には視えない情景。
が、この世には存在するのではないのか?
いいや、「あるのではないか」ではなく「あるのだ。」
