あの子は持ってたハンカチを 傷に押し当てて、 このまま押さえていろと言った そのまま私は あの子におんぶをされて 山を急いで下りて行った 「…はぁ…はぁ…!」 『ふ、うぇぇ…いたぁい…』 「もうちょっとだからな もうちょっと我慢しててな」 『我慢できないよぉ…』 小学校1年生の同い年の子を おんぶして走るのは、 なかなか大変だったと思う でも、走ってる最中も ずっと私に声をかけてくれていて とても心強かったのを覚えている