クーデレ彼氏とその彼女



私たちは小学校1年生で



『痛っ』

「っ!どうした」


『あーちょっと血ぃ出ちゃった』


「…だから帰れって言っただろ!」



私はあの子に嫌われていた



『やだー
ちよ、――くんと一緒に遊ぶ!』


「俺は遊びたくない」




けれど、私はあの子が好きで

とても、大好きで



『ちよ、おままごとしたいな』


「俺はやだ」



…名前、なんだったかな

もう思い出せないや