クーデレ彼氏とその彼女



電話に出るりおくんの声は低く

いつものクールっぷりが露わになる



私と居る時は、声高いんだよね…


デレデレないつものりおくんを
想像して、つい笑いそうになる



「…おっけ。そんじゃ」


会話が終わったらしく
私に振り返る


「ごめんー電話終わった」


『大丈夫だよ。飲み物注ぐね』


「ありがと」


ススス、と私に近寄ってきて

ぴったり横に座る