「ごめんな、傷」


瞳が伏せる

悲しそうな顔で、
傷痕を撫でられた


『…ううん、気にしてない
っていうかこの傷は私が勝手に怪我しちゃったことなんだし

それに…皆には隠してしまうけど
この傷も含めての私だから…』



本心を口に出した

すると、少し安心した顔で


「…そっか」


ふんわり微笑んでくれた