『何、って言われても…
中学からの友達だよ?』


「…本当に?
あいつ、会う度に
ウサギをよろしく、とか
ウサギのいいところは、とか
勝手に喋っててうざいんだけど
っつーか、そんなん
幼馴染の俺のが知ってるっつの」


低音ボイスで呟く

よほどうざいんだろうか…


『あ、はは…
なんか、昔から日坂君は
私を妹かなんかだと思ってる
みたいで…いつもあんなんだよ』


「…ふーん、
本当にそれだけならいいけど」


『…?』


ボソリと呟いた彼
だけど、あまりその意味は分からなかった