『私のせいで喧嘩になっちゃって
申し訳ないなって思ったよ』
「…別に。だって、
好きな子がいじめられてたら
助けたいと思うじゃん」
『…え、りおくんていつから』
「小学校入学当時から」
『…そんなに前から…』
「まぁな」
『それにしては私に冷たかったよね』
「…俺と一緒に居ることで、
ちよもいじめられたら
どうしようと思って。
あの時はごめんな」
なでなでと頭を撫でられる
『いいよ、昔のことだし。
まぁ冷たくされても好きだったけど』
「…すごかったもんな、
あの当時のちよ。
冷たくしても近くにいるし」

