トイレから出ると、外は暗くてまるで私の心の中みたいだった。 「「どうだった?」」 「うん。」 私は結華の隣に座った。 2分くらい沈黙があり、私が口を開いた。 「妊娠...してた。」 私の言葉に結華はうつ向き泣いていた。 「「杏理...」」 結華は泣いたまま私を抱きしめた。 「結華...」 私達は、薄暗い公園のベンチで泣いた。