昼休み。

ガラガラガラ。
空き教室のドアがあいた。

「おめーおせーよ」

龍夜が言うと

「うるさいわね!来てやったんだから
文句言わないで!」

ときれてる美月。

「おまえ、なんであん時俺殴った?」

「......」

黙る美月。

「なーなんで?」

問い詰める龍夜。

「だって、あんた女の子泣かせてばっ
かで私の友達も被害者の一人!
だから、むかついて殴ったの!」

勢いに任せてしゃべる美月。

「ふーん。そぉなんだ」

ニヤけながら話す龍夜。

「な、なによそのニヤケ顔!」