『ん、いい子。じゃ、お大事に』 『はい!おやすみなさい』 『おやすみ』 「ふぅ…」 ケータイを机に置き、ベッドに寝転ぶ。 (メールってこんなにも近くに先輩を感じれるんだ…) 近代技術の発展に今更驚き、感謝する。 そしてふと、先程のメールの内容を思い出してみる。 『おやすみ』 その一言が先輩の声で何度もリピートされる。