─────… 「何かあったらすぐ呼びなさいよ?夕飯はお粥でももってくるから」 「うん…」 だるい体を何とかたたき起こし、ベッドから降り、机の上の携帯を見ると、先輩から着信とメールが来ていた。 『今日は熱出すくらいキスしてごめんね。具合はどう?辛かったら返信いらないからね。ちゃんと寝な?おやすみ』 「ふふっ…」 先輩らしい、ふざけているけど、ちゃんと温かみのある文章に笑みがこぼれる。