にこっと笑い、まるで小さい子をあやすかのように頭を撫でてくる先輩。



優しかったり意地悪だったり、今日の先輩は何だか変だ。




「穂和ちゃんてさぁ、キスしたことあるの?」


いつもと何ら変わらない柔らかい声色で尋ねてくる。


とても純粋な目で聞いてくるから、余計戸惑ってしまう…。



「………ない…です…////」



「ふーん。…じゃあお勉強しちゃう?」



「せ、先輩…?」



「だから、お勉強」



「せんぱ──んぅっ」