「新しい生活が始まるんだから、友達をしっかりつくるのよ?」 …が、この言葉には少しテンションが下がってしまった。 「む、無理だよ…私、引っ込み思案だし…話すのも下手だし…」 そう言うと母はにっこりと笑い、 「大丈夫よ。穂和は素直で頑張り屋さんな子だから。すぐに出来るわよ」 とは言ってくれたけど。 「………でも」 中学生の時は幼なじみがいたから困らなかった。 けど、この高校には幼なじみはおろか、同じ中学の人さえいない。 「…不安だな…」