「穂和~!起きなさーいっ」 「……ん、ふぁい………っ、はいっ!」 まだまだ寝ていたい気持ちはあったけど、今日が何の日かを思い出し、急いで支度する。 真新しい制服… 真新しいリュック… 今日から高校生…。 今日から先輩と同じ学校に通える…。 「…先輩……」