でも、穂和が壁を壊してくれた。心からの笑顔を俺に取り戻してくれた。 きっと君にしか出来ないことだったんだと思っている。 穂和だけが俺の心の内にいるんだ。 そんな君を守るためならば、いくらでも背負ってやる。 肩書きだって、責任だって。 親父、俺を選んでくれて、ありがとう…。 穂和、俺を見つけてくれて、本当に… ─ありがとう…。