「…あのさ。俺も男だから、あんまり抱きつかれると、色々、我慢出来ない」 「……っ//」 「…ふふっ、理解してくれたかな。俺、よく爽やか、とか言われるけれど…」 ─フッ 「ひゃ…」 耳に掛けられた吐息が、私の体温を一気に上昇させていく。 「全然爽やかじゃないからね」 「……っ」 たった一言だったけれど、全部分かった気がした。 先輩が言いたかったこと。