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「…あ、お茶淹れといた方がいいかな



部室に入り、手荷物やらをソファーの上に置き、そのままキッチンへと向かった。








「甘くない方がいいかな…多分、ご飯系のもあるだろうから」





そう思い、戸棚を開け緑茶のボトルを探していると、部室のドアが開く音がして、先輩が帰ってきたことに気付く。






「あれ?穂和ちゃーん?」




「あ、あの!ここですっ…」




キッチンから顔を出すと、ああいたいたと先輩は笑った。






「戸棚のとこに居たんだ。どっかで襲われてるかと心配しちゃった」




にっこりと笑う爽やかな笑顔とは対照的な発言に、一気に顔が赤くなる。


   
 

「そ、そんな、こと…!//」




「あははっ。慌てすぎ」





何時の間にか近くまできていた先輩は、優しく私の頬を撫でながらそう言った。





「よし、じゃ、そろそろ食べようか」



「は、はい…//」