「よいしょと…。あ、そういえばもう文化祭の季節だねぇ」 「そ、そうですね…」 私はまだドキドキしてるのに、先輩は先程のことなどなかったかのように、話し始めた。 それにしても、ホームルームで先生がその話題を出してから教室は一気に文化祭モードになった気がする。 「穂和ちゃんのクラスは何するんだろうねー…やっぱ、メイドとか、お化け屋敷とかの定番かな?」 「な、成る程…」