「こんにちは……、…誰もいない…?」




部室に人の気配はなく、私のした挨拶が響いただけだった。





「先輩まだ来てないのかな…」


「来てますね…」


「あ、はいっ………はいっ!?」


「こんにちは、穂和ちゃん」


「せ、先輩…!!」




(し、心臓が飛び出るかと思った…!!)




そんな慌てる私を見て満足したのか、あははと
いつものように笑い、私の背後から、ソファーへ移動し、腰掛けた。