「そうですね…」 部室に行くと、先輩はもうお菓子とお茶の準備をし終えたあとだった。 そして今は、ソファーに並んで座り、ゆったりと部活をしている。 「あ、テストどうだった?」 「ま、前より全然出来ましたっ!先輩のおかげです!!」 ありがとうございました、と座ったまま深い礼をすると、あははと笑った後、先輩が顔をのぞき込んできた。