夢瞳side









爽先輩が叫ぶと同時に、

学校中にチャイムが鳴り響いた。







爽先輩は不機嫌そうな顔で、

生徒会室を出て行った。







夢瞳「あららー、怒らせちゃったみたい」







すると双葉が

ひょこりと顔を出した。






双葉「夢瞳~」


夢瞳「双葉、今日はサボる?」


双葉「今日、テスト返しだよ!」


夢瞳「あ、ほんとだ。最悪」







あたしと双葉は、

そのまま自分たちの

教室へと足を運んだ。







先生「よーし、テスト返すぞー」







それと同時に、

携帯が鳴った。







夢瞳「爽先輩だ」







爽:キスした代わりになんか奢れ。







夢瞳「なんか奢れって___」


先生「白鳥、テスト取りに来い」


夢瞳「あーい」







テストを受け取り、

先生に聞く。







夢瞳「先生は、なに奢ってもらいたい?」


先生「シャーペン」


夢瞳「シャーペン!?」


先生「さっき壊れちゃったからなww

   はい次、植松ー」







なーんだ、そんな理由か。







夢瞳:了解です( ・∀・)b







送信完了☆







双葉「夢瞳、点どうだった?」


夢瞳「まだ見てなーい」


双葉「うち、ヤバかった」


夢瞳「てことは、あたしも赤点だ」


双葉「よく解ってんじゃん」







夢瞳「ねぇ、双葉」


双葉「ん?」


夢瞳「キス代わりの

   シャーペンショッピング、付いてきて」


双葉「―――は?」