夢瞳side









気づくと家!







夢瞳「何故に!?」







飛び起きると

執事さんが言った。







執事「お目覚めですか?」


夢瞳「あれれ」


執事「お嬢様は高熱で、

   学校で倒れられたのですよ」


夢瞳「おおー」







「何が「おおー」だよ」







廊下の方で声がした。







爽「こっちは超大変だったんだからな」


夢瞳「あれれ、学校は___」


爽「連れて帰ってやったんだよ、俺が」


夢瞳「っ!?」







思わず執事さんを見た。







執事「そうですよ」


夢瞳「ありがとうございました!」


爽「感謝しろ、バカ」







執事さんはゆっくりと

部屋を出て行った。







それと同時に、

爽先輩が部屋に入ってきた。







グンと爽先輩が、

あたしに顔を寄せた。







おでこに何かを感じる。







爽「まだ熱はあるみたいだな」







爽先輩は小声で言った。







爽「廊下で倒れてるの見て

  ビックリした」







爽先輩が

腰を下ろしながら言った。







爽「でも、無事でよかった」







夢瞳「……バッキューンッ♡」







爽「今日はゆっくり休め。

  俺が看病してやるから」


夢瞳「あ、あ、あ、あ、

   あ、ありがとうございます」







そういうと、

先輩は静かに

あたしに布団をかけてくれた。