小さな約束




「優〜!!?起きなさーい!遅刻するわよー??」



下からお母さんの声が聞こえた。



「起きてるー!今下行くねー。」



そう、私の名前は矢崎優(やざきゆう)
幼馴染のゆうくんと同じく名前だ。



この男とも女とも思われる名前がわたしは昔から嫌いだ。



そんなことを考えながら私は階段を駆け下りて行った。