気がつくと暗闇の海辺を歩いていた
ただ自分の足元だけを見つめながら
やがて夜が明け知らない街へと辿り着く
異様な空気が漂うその場所には
作られた人形たちが住んでいた
でも不思議と恐怖を感じない
遠くの方でさざ波が聞こえた
この違和感は ナニ?
粉々になったガラス片を踏み締め
彼らの世界へと導かれる
おかしいな ひとりだったはずなのニ
涙滲ませれば
瞳が収まりきっていない女のヒトが
私を慰める 振り返れば
皆が微笑み返してくれる
でも全然怖くないの
だって知ってるから この世界を
何度かね フシギね
イツダッテココニ
帰ってコレバいいのダカら

