「何だそれ………ぶっ、あははは」 思わず声を出して笑う。 やっぱり面白い。 「いります?」 「は?」 急に差し出してきたので一瞬意味が分からなかった。 「い、要らないならいいです」 否定と受け取った鈴は慌てて下げようする。