君に興味ある

無愛想に答えたつもりだが女は諦めない。
つい、舌打ちを打ちたくなった。

こういう女が一番嫌いだ。

彩香がいないか辺りはを見渡すと、
一人の女と目が合った。

彩香に携帯で『喫茶店で待っている』と伝え、二人組に断りを入れ、店に入る。

「一人か?」

そう声を掛けた俺を驚いた様子で八重野 鈴は