杏結サイド
なんの用事だったのかな。
と思って
「瑠希?なんでここにいたの?」
「あーなんでもねーよ。杏結が見えたから」
くすっと笑われた。
ええ!なにそれ!
全然答えになってない!!
瑠希はたまによく分からないことを言ってくる。
何度聞いても同じことしか言わないからわたしは前からあきらめてます!
「杏、暗くなる前に帰るか」
と言われ
ぱっと時計を見ると5時半。
けっこう経ったんだ!
と思って満足に耽っていると。
「ぼーっとしてると置いてく」
と言って出て行こうとする瑠希を止めようとして瑠希の元へ行こうとすると
ーーーーつるっ
へ?
なにか踏んだ!!!
きゃあ!転ぶ!
と思って目をつぶった途端。
ぎゅ
「ドジ」
と瑠希に言われ抱き寄せられた。
