零「クズだったよ。実の親がそこまで言うなんてありえねーだろ…。でも、現実だった。そして望は、その日から壊れた。
ずっと、1人で…空っぽ。まるでいないようで…そして、やっと退院する事になった。
手術費は俺がなんとか払って無事退院…。
それから、違う中学校に転校する事にになり、自然と学校の話や友達の話をしてくれて笑っていた。それが俺は嬉しかった。やっと笑ってくれた!と…けど…」

「…?」

零「ある日、望は部屋にこもるようになった。それは、放課後に望が忘れ物をして教室に戻ってきた時…友達の会話が聞こえてきた。」

友達「望って馬鹿だよな~ちょっと優しくしただけでコロッとついてきやがって!
自分がパシられてることわかんねーしww」

友達「てか、あいつの目って恐くね?」

友達「確かに!冷たいしキモいよな!」

友達「女子にモテるけどあんな冷たい目して気分わりーわ!」

友達「でも、金くれるしパシりやすいし!あんな奴でも役に立つよな~!」

といった会話だったみたい…

「…」