零「俺の母親はアメリカ人でな。俺も、アメリカで生まれ育った。母親は言うなら、美人で清らかで優しい人で元歌手だった。だから、俺も歌手を目指してた。そして、ある日、母親は俺に言った…」

母親「零、あなたの父親は日本にいるの」

零「ニッ…ポン?」

幼い俺は日本という国がわからなかった

母親「そう…。だから、あなたは日本に行きなさい」

零「え?なんで?」

母親「それはあなたを不幸にさせたくないから」

零「不幸?どうしてそんなこと…」

母親「あなたは、とても優秀な子だわ。そんな優秀なあなたが私といれば不幸になるの。でも、日本では父親があなたを必要としてる。だから、人の役に立つことをしなさい。そうすればあなたの心は強くなり、周りは更にあなたを必要とする。それがどれだけ幸福なことかわかる?」

零「わかんない!わかんないよ!どういうこと?不幸になるって?」

そして、零は父親の家に預けられたらしい