いおん「夢月~、いくぞ!」

「うん」

土曜日の朝、私達はドタバタしていた

なぜなら、ヴァイオリンとピアノのコンサートだから!

もちろん、私達のね!

今日は、エレキヴァイオリンじゃなく、普通のヴァイオリンで弾く

そして、ヴァイオリンを持ち、家を出た


タクシーを降り、着いたのは大きなホール

走って、裏口から入る

うわ、中いっぱーい!

と驚きながら、リハーサル室に入ると、北上さんがいた

すぐに着替えてメイクをしたりといつも通りに準備をする


そして、目を開けると前にはステージがある……そのステージに向かって沢山の客が静かに私達を待つように見つめていた