渉「夢月ちゃん、そろそろ行ったほうがいいじゃない?」

「うん、行って……きます」

私は、歩き始めた

笑いを必死に耐えているいおんを背にして


あの野郎、後で覚えとけ……



〈パンッ〉

そして、走り出した

着いたのは、テーブル……

テーブルの上の紙切れを開くと……そこには

学校の王子様……と書いてあった

学校の王子様?だと?!なんだよ、それ!

てか、誰が考えた?!

女の私に、王子様……

男子も混ざってるから、ハズレ?

まあ、やってみるか