「梅田くん、お疲れ様!」 グラウンドに残るのは、いつも俺と姫野の2人だった。 俺たちは、週に2日だけ。 部活の終わった広いグラウンドに座って話した。 部活のこと、学校のこと、最近見たJリーグや海外サッカーの話、自分のことなど… 暗くなっていく空のグラデーションを見上げながら、沢山の話をした。 姫野は、いつも俺を気遣い、常に優しかった。 そして常に笑顔を絶やさなかった。 そんな毎日が続いていた、ある日の練習後……。