何だか胸がドキッとして。
俺は、視線をそらすように空を見上げた。
空からオレンジ色は消え、水色から紺色へのグラデーションへと変わっていた。
「姫野って、本当にサッカー好きなんだな。俺はてっきり誰かに誘われてサッカー部に入ったのかと思ってた。」
俺がそう呟くと、姫野は驚いた顔をした。
「え、……ううん、むしろ私がきらりを誘ったの。」
「え。」
実は本当にサッカーが好きなのは姫野で、中島を誘ってサッカー部のマネージャーになったのだと言う。
中島は、実はサッカーが全く分からない。
今は姫野の指導のもと勉強中らしい。


