目を開けたら、俺はベッドの上で寝ていた
さすがセレブの家のベッドであって、俺の家のベッドとは比べ物にならないくらいふかふかだった
………そんなことは置いといて、俺は会長のハンバーグ(?)を食べて意識を失い、その場に倒れた
そしてベッドに運ばれ、今に至るってわけか
「あ………目が覚めたんだ」
俺が寝ているベッドの横に立っていたのは、まだメイドさんみたいなエプロンを着ている天野だった
「大丈夫……倒れちゃった……けど……」
「なんとか意識は戻った 天野はずっとここにいたのか?」
「うん………だって…市岡くんのことが心配で……ずっと見守ってたの」
「そっか、ありがとう」
「そんなことないよ………」
「…ってみんなは?」
「みんなは……隣の部屋にいるよ 市岡くんのこと……心配してるみたい……」
「うんじゃ、みんなの元へ行くか」
「あ、歩ける……?」
「大丈夫だ、歩ける 一緒に行こうぜ」
「うん………」
俺は天野と一緒にみんながいる隣の部屋へと向かった