星徒会活動日誌。「これは最強の物語だ!」

料理対決は始まり、時間がたち、いつの間にかみんなの料理は中盤になっていた
今のところ事故みたいなことは………ない
いきなり天野が「手が滑った」とかいって、赤井にナイフを投げた(本人曰く本当に滑ったらしい)ことや、なぜか会長の鍋の底が抜けたとか、特に目立ったことはなかった
いい臭いがしてきて、その臭いにつられてお腹が空いてきた……
俺が立とうとすると、
「!?」
いきなり異臭がしてきた
納豆のような感じで少し甘い感じの臭いも混じりあったような………っていうかなんとも言葉にできないような異臭がしてきた
とにかく変な臭いがする
さっきのいい臭いがその臭いのせいで台無しだ
俺はその異臭の発生源になるものを探した
赤井のところは………違う
天野のところは………違う
大沢のところは………違う
平尾のところは………違う
ってことは………
予想通り会長のところから異臭が放っていた
会長は楽しそうに鼻歌を歌いながら鍋をかき混ぜていた
………ハンバーグを作っているはずのに、なんで鍋をかき混ぜているんだ……?
俺は我慢できず、会長のところへと向かった
ヤバイ!!近くにくるともっと臭いがヤバイ!!
………会長はよく鍋をかき混ぜているな
「む、市岡、どうした?」
会長はにっこりとした笑顔で俺の方を振り向いた
「会長は……ハンバーグを作っているんだよな………?」
「ああそうだ、今ハンバーグを液に浸けているところだ」
ハンバーグって普通液に浸けるか!?
ていうか液って何!?
「会長………臭いヤバくないですか……?」
「あ、臭いのことは心配するな 今はシュールストレミングみたいな臭いがするが、すぐになくなるぞ」
会長がドヤ顔で返してきた
シュールストレミングって……世界一臭い発酵食品のはず
なんで会長はそんな臭い、知ってるの!?
「まぁ、楽しみにしておけ あ、市岡のハンバーグは1.5倍にしておくからな♪」
会長はまたにっこり笑い、作業に移った
………これが1.5倍……辛すぎるだろ


そして数秒後、臭い異臭は消えた
早っ!?
俺は椅子のところに戻った
もうそろそろ料理が出来上がるだろう
みんな、どんな手料理を見せてくれるかな………


会長の料理だけは食べたくない……