竜司は私のこと分かってるんだね。
ごめんね、竜司。
泣いても困らせるだけってわかってる。
分かってるはずなのに。

「ごめっ…私…もう…大丈夫だかっ…ら」

この後、どうやって家に帰ったのかは覚えていない。
すごく辛くて、竜司に手を引かれるままに歩いたのだけを覚えている。

バイトをして、変わっていく私達の関係。
バイトなんてしないほうがよかったのかな…?