「いいのか?あいつ、あの女の人と帰るんだぞ?」 いいわけ… いいわけない。 本当は嫌だ。 行って欲しくない。 でもね? 迷惑かけたくないの。 それに、あの女の人が1人でこんな夜道帰るなんて危ないもん。 「大丈夫。ありがとう。」 ニコッと微笑むけど、涙が出そうになる衝動にかられる。 「無理して笑うなよ。本当は嫌なくせに」 ダメだと思った。 その言葉で私の中の何かがプチッと切れた感じがした。 「ごめん……私…」 どんどん視界がぼやけていく。 顔が少しずつ熱くなる。 私…泣くの?