「ほら、帰るぞ。こんな遅い時間に女1人で帰らすほど俺はバカな男じゃねぇ」
竜司だってバイトで疲れてるのに…
わざわざ私のために無駄足運んでもらって…なんか悪いよ…
「ありがとう…竜司」
私、竜司にすごく迷惑かけてるよね…
「迷惑なんかじゃないからな?俺が好きでやってるんだし」
やっぱり、竜司はすごく優しい。
「きゃははっ。和樹ったら。」
「舞さんこそやめてくださいよ」
通りかかったカフェの入り口から聞こえる男女2人の声。
和樹……?
和樹だよね…?
さっきまでの温かい気持ちが一気に冷めていくのが分かった。
「舞さん送りますよ」
「本当に〜?ありがとう」

