不良男VSツンデレ女

目の前には何人かの人。

「今日から入るバイトさんねー」

麻友さんが紹介しやすいように最初に場を和らげてくれる。

「今日からバイトすることになった横関夢です‼︎あの、よろしくお願いします‼︎」

そんな私を温かな目で拍手してくれるお店の人達。

「今日からの夢ちゃんの仕事はレジはまだ難しい…かな?まぁ、誰もいない時とかに練習しておいて。今日はドーナツをプレートに入れてほしいの。出来上がったドーナツはここにおいてあるから。」

初仕事…ってことだよね…

「はい‼︎」

私は一つ一つドーナツを、丁寧に並べる。

「いらっしゃいませ〜」

なんとか様になってきた気がする‼︎
なんて1人で浮かれながらドーナツを並べた。

そんな時間はあっという間に過ぎていき、もう8時を回っていた。
もうこんなに遅くなっちゃった?

「夢ちゃん?家どの辺?」

振り向くと、そのには鶴丘 竜司(つるおか りゅうじ)さんが立っていた。
すごく大人の男って感じで、でもすごく優しそうな瞳。
すごくかっこよくてモテ照んだろうなぁって思った。