不良男VSツンデレ女




「俺…今は無理かもしれねぇけど、諦めるから。だから、俺のことなんか気にせずあいつと頑張れよな‼︎」

体を離して私の顔を見る俊哉はいつものイキイキとしている俊哉だった。

「ありがとう。俊哉。じゃあ、私…和樹のところ行かなきゃ。」

「おう。頑張れ」

私は俊哉にニッコリと微笑み、空き教室を出て和樹のいる屋上へと向かった。
当然のごとく和樹はもう屋上に来ている。

「ごめん…遅れた…」

「おっせぇよ‼︎じゃ、食堂行くか。」

昼食を一緒に食べ始めたのは付き合った日から。
どうせ食堂でご飯食べるんだから食堂で待ち合わせにすればいいのに人が多いから私が心配らしい。
C組のクラスに迎えに行くと女の子達がうるさいからめんどうだと…
E組のクラスに私が迎えに行くとあの私のことを騙した女の子達と会うから来させるわけにはいかないと…