「和樹…って呼んで」
何なのよ…
調子…狂っちゃうじゃん。
「俺な…お前と会う前までさ、女取っ替え引っ替えしてさ…女は暇つぶしに遊ぶオモチャだって考えてた。」
やっぱり…
そうだと思った…
私を抱きしめる力が少し強くなった気がした。
「でもな、夢と会って…初めてお前みたいな女見つけた。そっから俺…変なんだよ…」
え゛……
それって、私のせい?
「私…信じていいの?」
「ん?」
「今まで、あんたのことただの遊び人だと思ってた。私のこともおもちゃとしてしか見られてないって…だから大っ嫌いだった…あんたのこと」

