なんなのよ。
もう私、あんたに迷惑かかることしてないし。

「ちょっ……‼︎‼︎」

いきなり、麻生和樹に腕を掴まれドンドン引かれていく。
どこに行くんだよこいつ‼︎

「離せよ…‼︎」

「もう着いた」

もう着いたじゃねぇよ‼︎
ってゆうか、ここ…
空き教室…だよね…?

「何?」

麻生和樹は私に顔を近づけ、口角を上げて笑う。

「俺さ、あんたのこと好きなんだよね」