なになに?
眠気が一気にとんだのはいいけどさ…

「夢って…いる?」

女子が溜まっている教室の入り口から、麻生和樹の声がする。
間違いない。
こんなに女子が騒ぎまくるのはあいつがきたからしかない‼︎

「どうゆうことぉ〜⁉︎」
「付き合ってるの?2人はぁ〜‼︎」

なんて、一気に騒がしくなる教室。

「違うよ。」

私は溜まっている女の子達にこたえ、麻生和樹の側へと向かう。

「何の用?」