「ねぇねぇ、俊哉ってチョコミント好きなの?」

「普通。夢が食べたそうにしてたから、俺が頼めばどっちも食えるだろ?」

……俊哉。
俊哉の優しさに私の心が少し跳ねた。



「美味かったな、アイス」

「俊哉あんまり食べてないじゃん!それに…私が奢るはずだったのに…」

今日はわたしが奢るためにアイス屋さんに来たのに…意味無いじゃん。

「今日ここにきたのは、夢が行きたいっていってたから。それに、俺から誘ったんだから俺が払うの当たり前だろ?」